⑴モノストリング

ナイロンのストリングには「モノフィラメントタイプ」と「マルチフィラメントタイプ」の2つがあります。 モノストリングは「モノフィラメントタイプ」のストリングのことです。
(ちなみに、ポリストリングはほとんどが「モノフィラメントタイプ」です。)
ナイロンは弾力性に富み、インパクトの衝撃が小さいのが特徴です。
モノストリングの特徴
打感がシャープ
モノストリングは、太い芯糸に細い側糸を巻きつけた構造になっています。
この芯のおかげで弾きがよく、打感がシャープになります。
耐久性が高い
ナイロンの束をまとめた構造のマルチストリングよりも耐久性が高く、ポリストリングよりも伸びにくいのが特徴です。
値段が安い
芯に細い糸を巻き付けたオーソドックスな構造で、また原価も安いため安価なモデルが多く、テニスを始めてされる方の目安として重宝されています。
モノストリングの欠点
球離れが早く、コントロールしにくい
ボールがラケットから離れるのが早いため、コントロールしにくいです。 高反発のラケットを使う人には不向きです。
マルチよりも衝撃が大きい
硬さがある分、マルチストリングよりも手首や肘への負担が大きいです。
新製品は少ない、やや時代遅れな印象
飛びの良いラケットが多くなってきているので、新製品の開発があまりされていないです。
徐々に時代遅れになりがちな印象があります。
当店で取り扱っているモノストリング

WILSON
SYNTHETIC GUT POWER
¥1,200
余分な「抜ける飛び」が抑制され、高い耐久性とテンション維持を実現したモデル。
■ゲージ : 1.30 mm
■種類 : モノストリング
■カラー : ホワイト
■商品番号 : 13
⑵マルチストリング

マルチストリングは、その構造がナチュラルガットに似せて作られています。
ナチュラルガットは牛の小腸を原料にしていて、牛の腸は繊細な繊維質でできています。これに似せるために、ナイロンの凄く細い糸を数百~数千本束ねた構造となっています。
マルチストリングの特徴
打感がマイルド
モノストリングに比べて柔らかく打感がマイルドで、肘や手首への負担が軽いです。
たわみが多く、ボールがコントロールしやすい
束ねられた繊維1本1本が伸縮し、トランポリンのようにボールを包み込んでリリースするため、ボールのコントロールがしやすいです。
マルチストリングの欠点
耐久性が低い
細いナイロンの糸を束にしているので、モノストリングよりも切れやすいです。
スイングスピードの速い人はすぐに切れてしまう可能性があります。
値段が高い
ナチュラルガットほどではないですが、モノストリングよりも値段は高めです。
当店で取り扱っているマルチストリング

Tecnifibre
X-ONE BIPHASE
¥2,900
柔らかさと高い反発性と耐久性。 ナチュラルガットに近いフィーリングを追求した商品。
■ゲージ : 1.24 mm / 1.30 mm
■種類 : マルチストリング
■カラー : ナチュラル
■商品番号 : 2-①(1.24) / 2-②(1.30)

WILSON
NXT
¥2,900
ナイロンストリングスにはない弾力性能と伸縮性能を実現。その食い付き感とパワーはナチュラルストリングス以上。
■ゲージ:1.24/1.30 mm
■種類 : マルチストリング
■カラー : ナチュラル
■商品番号:10-① ( 1.24mm ) 10-② ( 1.30mm )

YONEX
REXIS
¥2,500
掴んで飛ばす、パワーショット。
■ゲージ : 1.25mm
■種類 : マルチストリング
■カラー : ナチュラル
■商品番号 : 12
こちらは一例です。他にも種類がございますので詳しくは ”取り扱いGutのご紹介” 記事をご覧ください。
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